2007年9月28日付    公明新聞

「これで安全に渡れます」/初のエスコートゾーン/視覚障害者の念願が実る/「公明党のおかげで驚くほど早く実現。ありがたい」/広島県

 広島県は、視覚障害者が安全に道路を横断できるように、広島市中区の県庁前の交差点に、県内第1号となる「エスコートゾーン(視覚障害者用道路横断帯)」をこのほど敷設した。推進した公明党広島県議団は18日、設置場所を確認し、視覚障害者団体らとともに完成を喜んだ。
 エスコートゾーンは、横断歩道中央部に点字ブロックのような突起物を設け、視覚障害者を安全に誘導するもの。全国的に取り入れられ始めたが、県では導入が進んでいなかった。今回、設置した個所は人通りの多い市中心部。目立つ場所に設けることで今後、県内全域に設置を広げる弾みにしたい考えだ。
 「念願がかない、うれしい」と喜びいっぱいに語る「視覚障害者の自立をすすめる会」の佐々木健二会長。この日、同会のメンバーらとともに実際に白杖でエスコートゾーンを確かめながら、道路を横断した。安全に渡り切ると「分かりやすく、安心して利用できる。公明党のおかげで驚くほど早く実現できた。ありがたい」と満面の笑みを浮かべた。
 視覚障害者にとって、横断歩道は最も危険な場所。こう力説する同会の土井基廣さんは「時間内にまっすぐ渡り切るのは難しく、右往左往して車と接触することもある」と説明した。全国的に一般歩道の点字ブロックに比べ、横断歩道のエスコートゾーンはまだ少ない。そのため、設置には大きな反響があったという。
 党県議団は昨年、同会から相談を受けたのをきっかけに日下美香議員が同年6月の県議会建設委員会で、田辺直史議員が同年7月の同警察商工労働委員会で導入を訴えるなど粘り強く推進してきた。


視覚障害者団体のメンバーと、横断歩道中央に新設されたエスコートゾーン完成を喜び合う党広島県議団(右側と左側両端の6人)