2008年5月    

視覚障害者の方への情報バリアフリー
・活字文書読み上げ装置の設置
・音声コード(SPコード)の普及
音声コードを試行的に導入
専用の読み取り装置で音声コードの読み上げを試す

文字を音声に変換

 活字文書読み上げ装置とは、目の不自由な方の代わりに紙に書いてある内容を読み上げてくれるもの。この装置で読み取られるのが音声コード(SPコード)。
 広島県は1月18日、視覚障害者のための音声コードを試行的に「広島県地域ケア体制整備構想」の概要版パンフレットに添付したと発表した。このパンフレットは県内の自治体や医療機関、点字図書館などに配布される。
 音声コードは、文書の文字情報を約2センチ四方に記号化したもの。専用の読み取り装置を使うことでコードに記載された文字情報を音声に変換して読み上げることができる。一つのコードにつき、日本語で約800文字の情報を格納する大容量・高密度が特徴。装置は障害者の指定日常生活用具として1割負担(約1万円)で購入できる。
 県議会公明党の日下美香県議は、昨年の9月定例会で「視覚障害者は行政サービス情報や医療情報など、日常生活全般にわたってその内容が分からず、著しい情報格差にさらされている」と訴え、行政文書への音声コード添付など情報支援ツールの整備を求めていた。県議会公明党は来年度予算要望や各委員会などでも同様の推進をしてきた。
 また、藤田知事は「障害者の社会参加を阻んでいるバリアーの解消に向けた取り組みが必要。音声コードは非常に有効な手段だ」と強調し、「原則として県が主催するイベントのチラシや、視覚障害がある人への身体障害者手帳の交付決定通知書にも添付する」と述べた。


(実例)
実際につくられた、音声コードつきのイベントチラシです