《平成16年10月1日》

文教委員会での質疑

◎高校における中途退学の現状と今後の取り組みについて

○質疑(目下委員)今回の本会議の一般質問の最後で申し上げさせていただきましたが、私は教育がすべてのビジョンの中でも最も重要なビジョンであると認識しております。また反面、教育の場は、イデオロギーの対立の場、またそういったことが反映される場だとも伺っております。私は人間主義の立場から、また未来を担う子供を育てる母親の立場から、この1年間勉強し、また質問させていただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
今回の一般質問でほかの議員の方が言われた中で、中途退学率のことがわかりました。広島県は全国のワースト3位であったけれども、平成13年からこの2年間で3割から4割中途退学率が減ったというお話がございました。教育長のお話の中で、重点校の取り組みをした結果だと伺いましたが、具体的にどういった重点校への取り組みがなされたのか、お答えいただきたいと思います。

○答弁(指導第三課長)生徒指導.重点校の取り組みについてお尋ねでございますけれども、生徒指導重点校は平成14年度から始めました。中学校25校、高等学校5校ということで始めたわけですが、中学校におきましては、暴力行為が非常に多うございましたので、これを中心に取り組みを進めることといたしました。それから高等学校におきましては、委員御指摘の中途退学が非常に多い学校を指定させていただきましたので、中途退学者を減らしていく取り組みを中心に進めました。すべての指定校で中心的に行っていただきましたのが、生徒指導体制の確立で、校長、あるいは生徒指導主事を中心にした生徒指導体制を確立するということ。2番目には、これもごく当然のことですけれども、学習活動の充実、わかる授業づくりということ。それから3点目には、開かれた学校づくりということで、学校の中で行われていることにっいて、いろいろな意味で外へ出すにはどうかなと思えるような部分も含めて、保護者はもちろん地域の方に学校の実態をすべてお知らせして、保護者や地域、あるいは警察等、関係機関の御協力を得ながら取り組みを進めていくということをやってまいりました。例えば、生徒指導体制の確立という部分で具体的に何をしたかといいますと、あいさつをきちんとやろうということ。まず朝、学校に来たときにお互いにあいさっをきちんとして気持ちよい一日を出発させよう。それから授業規律を確立していくこと。そのような基本的な生活規律等について焦点化を図って取り組みました。それから先ほども話題になりましたけれども、問題行動等を起こした生徒については、学校としては当然に毅然とした態度で指導しますとともに、いろいろな指導の工夫をしていくということをやりました。それから学習活し動等については、習熟度別の授業、少人数指導等を積極的に実施いたしました。基礎・基本の徹底を図る授業づくり、それから朝の読書活動等についても、同様のねらいで行ってきております。そういった取り組みを各学校でやっていただいて、先ほど委員が御指摘になりましたような、いろいろな成果が出てきたというように考えております。

○質疑(日下委員)1年生での退学が半数を占めるという話がされました。私は先ほど言われました対策すべてが大切だと思っておりますが、また1年生で退学が半数を占める、この辺の原因はどのようにお考えになっておられますか。

○答弁(指導第三課長)1年生での退学者数が退学者の総数に占める割合の約半数をここ数年占めてきております。これはやはり中学校から高等学校へ来た段階でさまざまな要因があると思いますけれども、生徒たちそれぞれの学校へ来るときの目的と高等学校の実際、その辺のギャップといいますか、十分にその辺のところを生徒たちに伝え切れていないというような面もあると思いますし、それから生徒たちの日常の学習目標等が十分に確立できていないというようなこともあると思います。
いろいろな要因があると思いますけれども、中学校から高校という環境の大きな変化というようなこともあるだろうと思っております。

○要望(日下委員)義務教育は中学校までですけれども、もう高校までが義務教育と考えていいようなところも,ございますので、1年生の子供たちがそのように途中で退学をして、将来の人生を悩ませることのないように、中学校から高校への移行という面でも対策をしっかり講じていただきたいと思います。