《平成16年3月10日》

生活福祉保健委員会での質疑

◎文化芸術の振興について

○質疑(日下委員)文化芸術の振興について2点お伺いいたします。企画総務費に文化振興対策費が4億200万円余計上されておりましたけれども、前年度との比較を見ますと約1億1,300万円余が減額となっておりました。この減額の内訳をお伺いいたします。

答弁(県民文化室長)文化振興対策費の減額ということでございますが、この主な要因と申しますのは、事業終了によるものでございます。まず昨年10月に実施いたしましたロシア・サンクトペテルブルグ市との文化芸術団体国際交流事業に5,200万円余の予算を組んでおりました。それからまた、県民文化センターの老朽化しておりました音響設備の改修事業費として2,600万円余の予算を組んでおりました。これらが本年度で完了いたします。さらに、県民文化センターの運営事業費等につきまして見直しを行いました。これらの合計といたしまして今、御指摘がございました1億1,300万円余の減額となったものでございます。

○質疑(目下委員)次に、予算説明書79ぺ一ジの9の文化振興対策費4億円余りの中に、地域文化振興費として8,700万円が計上されております。次の県民文化祭開催費とともに、この地域文化振興費に県の文化芸術振興の柱となる施策が盛り込まれていると思いますが、重点的にどのような文化芸術施策に取り組んでいこうとしておられるか、今後どのようにしようとしておられるかお伺いいたします。

○答弁(県民文化室長)地域文化振興費の中で平成16年度に県として主に取り組んでいこうとしております文化振興施策でございますけれども、まず財団法人広島文化振興財団の育成、支援ということがございます。それから、新規事業といたしまして、毎年10月1日が国際音楽の日と定められておりますが、その普及啓発のために文化庁などの主催によりまして、全国持ち回りで国際音楽の日記念フェスティバルが実施されております。これが来年度広島で開催されますので、その開催支援を行っていこうとしております。さらに、今年度から実施しておりますしまなみ海道地域の文化芸術環境づくり事業にも重点的に取り組むこととしております。この事業でございますけれども、平成17年度のしまなみ海道の全線開通までの3年間を実施期間といたしまして、この地域で盛んになっております和太鼓の活動を通じま.して、この地域での新たな文化芸術の創造、あるいは地域活性化につながるイベントの創出ということに取り組んでいるものでございます。今年度は既に地元の市町によります実行委員会ワーキンググループ会議を立ち上げ、本県出身の和太鼓奏者の林英哲氏によりますワークショップ:あるいは統一リズムの制作などの事業を行ってきております。来年度はこの統一リズムの普及広報とか、17年度の全線開通に向けてイベントの企画などを進めるなど、地域全体としてこれに取り組んでいく機運を醸成していきたいと考えております。以上、申し上げましたようなことが重点的に取り組む事業でございます。

○要望(日下委員)文化芸術というのは人々の心を豊かにし、生活にゆとりや活気をもたらすとともに、郷土への誇りや愛着を深めるよりどころになるものとして、個性豊かな活力ある地域づくりの原動力になり得るものであります。現状の極めて厳しい財政状況のもとにおいても、息の長い着実な取り組みが大変重要であると考えております。県では、昨年2月にひろしま文化・芸術振興ビジョンを策定し、文化芸術の振興を総合的に推進しておられます。厳しい財政状況ではありますが、ビジョンの具体化に一層の努力をしていただくようにお願い申し上げます。